

第12回 症状を遠隔の部位から良くする方法論
無料公開動画はコチラ↓↓↓
*現在、9本の動画を公開中です。最終的には10本の動画をアップしますのでお楽しみに☆
セラピストのみなさん
こんにちは。フィジカルエナジーセラピスト協会
代表の山本龍誠です
現在公開している、筋リリースの無料動画ですが
今回は動画の9本目
「圧迫によるリリースの実際ー後脛骨筋ー」
を公開です
前回、第8話で評価した後脛骨筋の実際のリリース動画となります
今回の動画では評価からリリースまでの一連の流れをおみせしていますが・・・
今回の動画で、
さらり・・・
と、やっていますがセラピストが自信をもって仕事をするための超!!重要な概念を含んだ動画となっています
セラピストが自信をもって仕事をするための超!!重要な概念とはなんでしょうか?
きっと、この無料動画をみても、「さらり」とやっているし自分もわざわざは言語化していないから、気づかない人も多いかと思うので、この投稿文で強調しておきますね
それは「評価を重ねる」ということです
EBM・・・
EBM・・・
EBM・・・
EBM・・・
と、なにやら呪文というか呪いのように、理学療法の世界でも叫ばれてもう随分と長い年月が経ったように思いますが、お医者さんの世界でそれを適用するのは確かに大切かと思いますが、そもそも私達理学療法士のような
「手」
を主たる媒体とした評価体系の仕事では、お医者さんたちののような超ハイテク次世代精密機械での視覚化や数値化が、どうしたって難しいので・・・曖昧さはどんなに頑張ってもぬぐうことはできません
例えば、数値で表せる関節可動域測定なんていうのも、いくらゴニオメーターを使ったところで5~10°の誤差は平気ででちゃいますし、なんらなら、一人で図るということの方が難しいし・・・
病院に装備してある、あの長い鉄の超いいゴニオメーターならまだしも、学生がもってるようなプラスチックの短いやつなんかじゃ・・・・う~ん・・・って感じです
MMTにしてもそうです
前回話したように、患者さんのポジションや代償を許してしまうかどうかで評価結果はまるっきり違うものになってしまいます
さらにいえば、筋緊張、圧痛、アライメントなんていうのはこれはもう・・・・
超上級者向けの再現性が低い評価の代表例みたいなもんです
10人理学療法士がいたらたぶん右が硬いと思います!!いや、私は左が硬いと思います!!って感じにランダムに分かれちゃうのは、みんな目をつぶってるけど、そうなっちゃいます。恐らく、日本の理学療法士TOP10(どうやってランクつけるのは不明ですが)を10人つれてきても、筋緊張やアライメントの取り方の評価所見はバラバラになるでしょう
お医者さんのように超ハイテク機器でも駆使して数値や視覚で表現できるようなものじゃないから、そもそも手技療法の世界って評価が曖昧になりやすいんですね
じゃあ、君は適当にやってるのかい??
って言うとそんなことはもちろんありませんし正確に言うと、出来る限りの努力はやってますし、正確になるように努力し続けてますってことです
では、それはなんなのか?
と言えば・・・・
それが、「評価を重ねる」ってことです
評価を重ねる・・・・とはどういうことか?この概念があるのとないのでは、セラピストが行う評価結果の正確さに大きな差が生まれます
多くの人はこのことを知らないもしくは意識していないために、評価結果が曖昧になってしまっているようです
評価結果が曖昧になるということは、どういう手技を選択すればいいのかも曖昧になりますし、なにより目の前の患者さんやクライアントが良くなるかどうかさえも曖昧になってしまいます
だから、セラピストとしても自信をもって施術を提供することができない・・・なんてことにもなりかねません
ですが、逆に評価を重ねるという視点があれば、評価の信ぴょう性は・・・超!高まります
ですので、どんな治療手技を選択すればいいのかも明確になりますし、ここが改善すればこの患者さん、クライアントさんはよくなるだろう!という予測も立てることができる訳です
しかも、評価が信ぴょう性高くできているので、もし思ったような改善が見られなかったとしても、じゃあ次は違うところ!というように前に進むことができます
じゃあ、具体的に評価の信ぴょう性を高めるためにどう評価結果を重ねるの?ってことですが
例えば、動画で後脛骨筋の筋スパズムをMMTを使ってまず評価しています
この時は最終域で力が入らないので筋スパズムがあるのはかなり濃厚です
濃厚なんですが、まだ信ぴょう性が欲しい!!
私達の評価は曖昧だから!!と思う訳です
ここから先はちょっと特別な思考方法を使います
それは・・・
「ここがこうなら、あそこもこうだろう」
っていう考え方です(なんじゃそりゃ笑)
例えば、後脛骨筋の筋出力低下が認められるなら内側縦アーチにも悪い影響はあっているだろう
と考える訳です。そして、実際に内側縦アーチに不具合がないかを評価するそうすると、後脛骨筋の機能障害の信ぴょう性はぐっと高まります
そして、内側縦アーチに問題があるなら、立位の姿勢制御に問題があるだろうと考える訳です
そしたら、立位での脊柱起立筋の筋緊張の左右差があるだろうと考えて、立位での触診をしたりするわけです
このように、もしここがこうならあそこもこうだろう!と考えてどんどん評価を自分で考えて確認していく
すると、おもしろい現象が生じます。それは一か所の治療で、いろんなところが改善するということをまざまざと体験できるわけです
この例であれば、後脛骨筋の筋スパズムに起因して内側縦アーチの問題、脊柱起立筋の問題が関連していると推察しました
だから・・・
後脛骨筋のリリースを行えば、内側縦アーチも改善するし、脊柱起立筋の筋緊張もかいぜんするって寸法です
主訴の部位を遠隔の治療で触らずにやります、っていうのはこういう思考プロセスを踏めば、対して不思議でもすごい事でもなくて当たり前のことなんですね
とはいっても、こういうことを考えるためには経験が必要です
では、その経験はどう積むのが最も効率がいいかというと
百聞は一見に如かず
です。そういう推論を展開して解説しているのを実際にたくさんみるのが超勉強になります。私自信は若手の頃、講習会に患者さんの動画を持って行って臨床力の高い先生にみてもらったり、腕のいい友達に動画をみて推論を一緒に立ててもらったりと随分したものです。
おかげで、今はもしかしたら感情とかエネルギーのイメージが強いかもしれないですが、動作分析やらせたら・・・だれにも負けないくらいの自信はあります。力学とか運動学的に考えて、ここがこうならあそこはこうだろう・・ということはここはこうなってこうなっているはずだから評価結果もこうなって治療はこれでやってみよう!!
みたいなプロセスは患者さん毎に無限に沸き起ってきます。もし臨床推論大会みたいなものがあったら確実に優勝候補になるくらいの自信はあります(言っちゃった笑)
ということで、こういう推論を上手く展開できるようになるには、やっぱりそういうことを実際にやって解説してもらうのが一番早く身につくので・・・
まずは手始めに、こちらの「筋リリースマスター無料オンラインコース」の
第9話「 後脛骨筋のリリースの実際 」
を見てみて経験値をあげてみてくださいね
この動画をみてもらうことで、評価を重ねるっていう概念を持ってもらって自分の評価精度を上げて、自信をもってセラピーに望んでくださいね
本日のチャレンジの発表です
次回投稿までに、どこかの筋力低下がみられたら、ここの筋力が弱いという事は・・・あそこもこうだろうと考えてみてください。そしてそれを実際に評価して確認してみてください
この思考方法がみにつくと、いろんな症状の原因をひも解き根本的なところの原因にアクセスすることもできるようになってきます
いよいよ次回は、本丸の筋リリースのメカニズムをドーンと公開しちゃいます
えー!!そこ公開しちゃうの?って気もしますが、これまで長い間この投稿にお付き合いしてもらったお礼にドーンと公開しちゃいます
この筋リリースのメカニズムを知っているか知らないかは、あなたのセラピスト人生を大きく左右します
楽しみにしてお待ちくださいね
では、また次回のメールでお会いしましょう!!
フィジカルエナジーセラピスト協会
代表 山本龍誠