高齢者のリハビリについて思う事


理学療法士になって約15年、はじめて務めた病院は慢性期の病院 そこでは、寝たきりの方や、リハビリの効果があまり見込めない維持期の方をたくさんみさせてもらいました

今はSERENで開業していますが、訪問リハビリにも少しだけ携わり、高齢者の方にはずっと関わり続けています

そんなこんなで、約15年高齢者に関わり続けて、機能改善が見込めずにどうしたらいいのか分からなかった、維持期の方への関わりについて、昔は考えもしなかったようなことも少し分かるようになってきました

それは、大きく3つ

①心の問題を抱えている

②治るところが治っていない

③最後は技術を伴った心の寄り添い

ってことです。心理的には、自分の体やこれからの生活に対しての不安を抱えていたり、一人暮らしや近所付き合いの減少で孤独感を感じていたり 

年々出来ないことが増えるために、自分に対して劣等感を持っていたり・・・

高齢になればなるほど、身体的な機能改善は生理学的に難しくなる

理学療法士としては、悔しいけど、それはある程度仕方がない

だけど!!

こういう心理的な問題は「高齢だから」っていうことではないので、その「気持ち」に寄り添えるようなセラピストでありたいし

自分も年をとったらそういう「心」に寄り添ってくれるセラピストにみてもらいたいって思います

やれ筋力だ、やれ可動域だ、やれ歩行練習だ・・・

さらにはややもすると、

「あなたはもう年だから治りません」

なんてことを真顔で言うセラピストには、体も残された人生も預けたくないし

「そこじゃないんだよね・・俺が欲しいのは」って私はなりそうです汗

とはいっても、治せるところはしっかり治してもらいたい!とも思います