
誰にもなにも言わせないし、
言われたくなかった
かつての私は、どんなに勉強しても、患者さんを目の前にすると、
「本当にこれで合っているのかな」
「この人には、何をすればいいんだろう」
と迷っていました。
だから、論文やセミナーを探したり、高額な本を買ってとにかく勉強していました。だけど、その勉強は患者さんのために!というよりは、自分のためでした。
なぜなら、もっと知識をつけて、技術があれば、
「誰にもなにも言わせないし、言われたくもない」
そう思っていたからです。
「すいません…」臨床と全く関係ない所で、
謝っていた新人時代

というのも、理学療法士になった当時は、悔しい思いをすることが、本当にたくさんありました。
自分より何年も経験のある先輩たちは、何でも知っているように見えたし、臨床にも自信があるように見えた。
全ての方がそうではなかったのですが、その中には、私のことを明らかに見下している人もいました。
「え?そんな事も知らずに患者さんみてるの?学校でなに勉強してきたの?」
そんな風に言われても、私はなにも言い返せませんでした。
これって施術の話だけだったら、まだ我慢できていたと思います。でも、それだけじゃなかったんです…。忘れもしません。飲み会の席で、
「山本くん、スポーツできないんだって?そんなのでよく理学療法士なろうと思ったね。」「運動できないやつは、感覚が鈍いから、患者さん可哀そうだよ?」
…
…
「は?なに言ってんの?なんでそこまで言われないいけないんだよ!」
と心の中では思っていましたが、
「すいません…」
でした。愛想笑いをしながら、うつむいて、悔しがりながらも、静かにそう言うしかありませんでした。
だけど、本当に悔しかった。
ものすごく悔しかったし、頭にも来た。
でも、当時の私にはそれを言い返す力も何もない。
今思えばこの経験もあって、私は必死に勉強したのかもしれません。
だけど、勉強してもなぜか自信は増えない…

それから私は本当にたくさんのことを勉強したし、セミナーにも通いました。
だけど、何年経っても不思議と自信は増えませんでした。
「どうしてこんなに勉強しているのに」
とよく思っていました。さらには、
「きっと上司の先生が診た方が患者さんも良くなるんだろうな…」
そんな事を考えて、自暴自棄になる時もありました。
ですがそんな時、私が今でも師と仰いでいる、尊敬している先生と幸運にも出会うことができました。その先生は、そのずば抜けた臨床力で、当時も今も大人気の先生です。
その先生がセミナーを開催するとなれば、400人、500人といった参加者が当時は集まっていました。
この先生みたいになりたい。とにかく私の憧れでした。
だから私はその先生のセミナーに、何回も何回も通って、質問しました。そして、顔と名前を覚えてもらい、その先生を私の地元である熊本にお呼びしてでセミナーも開催しました。
そして、熊本にお呼びしたときに、私はいよいよ一番聞きたかった事を聞きました。
「どうしたら先生みたいになれますか?」
そんな時、憧れの先生が教えてくれた、
抜け出すための「秘密」

その先生は、
「山本君、実はね…それってすごく簡単なんだよ。みんながまだ勉強していないけど、大切な事を勉強するだけ。俺の時で言えば、運動学と力学。みんな面倒くさいから勉強してなかったからね笑」
って教えてくれました。
私はその時に、
「ああ、なるほど、そういうことか」
と思いました。結局、みんなと同じことを勉強しているから、みんなと同じように悩んでいるということに気づいたんですね。
だって、セミナーにたくさん通っても、隣の席に座ったり、飲み会で話したりするセラピストは、みんなこぞって、
「自信がない」
「患者さんをどう見たらいいか悩んでる」
って、私と同じこと言っていたんです。それは同年代でも、私より経験年数が若い人でも、経験年数が上の人でもそうでした。
だから、セミナーに行くとどこかほっと安心したりもしてたんですよね。「俺もそんなに間違ったことはしてないんだな」って
だけど、私はそこで停滞するのではなく、もっと先に行きたいと思っていました。そして、私の憧れだった先生の何気ない一言で私のセラピスト人生は大きく変わる事になります。
「これからは、高齢者のリハビリも増えてくるから、心理学は勉強しておくといいかもね。」
この言葉が、私の方向性を決定つけました。それから、私はこの先生のアプローチコンセプトにもあった、「安定性」を元にしたアプローチと心理学を勉強していくことになります。
そして、臨床での結果が変わり始めた

それから私は、体幹や四肢関節を安定化することで、臨床でどんどんと結果を出せるようになっていきました。そして、昔ほど患者さんを目の前にして迷わなくもなっていました。
なぜなら、どんな患者さんでも
「まず、安定させてみよう」
と考える事ができるようになったからです。そして、各関節を安定させる事で、不思議なことに関節可動域や筋力にも大きな改善を出せるようになっていました。

はじめて、変形性膝関節症の方に筋力トレーニングをせずに、大腿四頭筋をはじめ下肢筋力を改善して
「先生のおかげで畑仕事が、すごく楽になった。ありがとう」
と言ってもらった時は本当にうれしかったです。自分自身の手でこの結果を出せた!というて手応えを感じるようにもなってきていました。
そんな自分自身の経験をまとめて、機会があれば仲間内でやっている勉強会で症例報告をする事が、少しずつ増えていきました。
「どうやってるのか、教えて欲しい」
とセミナーを開催するように

最初は、仲間内での勉強会での症例報告でした。だけど、そのうちに、
「どうやって、やってるの?」
「そのやり方、教えて欲しい」
と言われることが少しずつ増えていきました。
最初はもちろん、「自分なんかが人に教えていいのかな…」という気持ちもありましたが、私は、自分が臨床で実践してきたことを、「安定性あっての運動性」という原則に基づいたアプローチとして整理し、セミナーで伝えるようになりました。
セミナーを繰り返す中で、「みんなも、自信をもてないまま頑張ってるんだな…」という事にも、「みんな最初は何も知らなくて当たり前だよな」という事にも改めて気づきました。
そして、同時にそういうセラピストに対して
「そんな事も知らないで臨床やってるの?」と、言うのも違うと思ったし、ただその場その場で答えを伝え続けるというのも違うなと思いました。
だから私は、その方法にたどり着くまでの「考え方」まで伝えることを大切にするようになりました。それが良かったのかは分かりませんが、一度参加してくれた方が、その後も何度もセミナーに来てくれるようになり、長く学び続けてくれた方たちは、臨床でもどんどん結果を出すようになりました。
セミナー紹介も依頼も少しずつ増え、最初は地元の天草で始めた小さなセミナーが、いつの間にか熊本から九州へ、そして関東へと広がり、全国からセミナーの依頼をいただくようになっていました。
自分の可能性にも気づくようになった

臨床でも結果を出せるようになり、セミナー講師としても依頼をいただくようになり私は、
「自分は、もっとできるんじゃないか」と思うようにもなっていました。
正直に言えば、これだけ頑張って、結果も出しているのに、給料という面では正当に評価されていないんじゃないか。そんな気持ちもありました。
だから、不安はありましたが、長く勤めていた病院を辞めて、自分で整体サロン「SEREN」を開業する道を選びました。
今振り返ると、開業して良かったことはたくさんあります。自分で収入を作れるようになったこと。自分で時間の使い方を決められるようになったこと。
だけど、それ以上に良かったと思っているのは、
「自分には、思っていたよりいろんなことができるんだ」
と気づけたことです。
経営なんて、何も知りませんでした。だけど、必要になって勉強したら、少しずつできるようになりました。
オンラインでセミナーをするために動画を作ったり、編集したりすることも、やったことがありませんでした。
だけど、それもやってみたらできるようになった。
人前に出るのも得意ではなかったし、自分で企画して、人を集めて開催するなんて、昔の自分だったら、「無理だな」と思っていました。
でも、それもできるようになった。
そして、気づいたら、新人の頃にあれほど怖かった、「そんなことも知らないの?」という言葉も、ほとんど気にならなくなっていました。
昔の私は、「何も知らない自分」を見られるのが怖くて、必死に勉強していました。
だけど今は、知らないことがあっても、必要なら学べばいい。やったことがなくても、やってみればできるようになるかもしれない。そう思っています。
そんなある日、かかってきた1本の電話
私はセミナーに整体にと、とても忙しい日々をおくっていました。整体サロンSERENは、地元天草で人気になり、地元では有名な方や有力者なども、来られるようになっていました。
そんなある日の事です。
地元の病院の番号から電話がかかってきました。何だろうと思って出てみると、それは、私が新人だった頃に、
「スポーツができないやつは感覚が鈍いから、患者さんが可哀そうだよ」
と言っていた理学療法士からの電話でした。
「何だろう急に…嫌だな…」
と思いながら、おそるおそる電話にでました。
「あ、ご無沙汰しています。何でしょうか?」
と要件を聞くと、
「今、俺が担当している患者さんがね…」
と話をはじめました。実はそのお客さん以前に、私の整体を受けてすごく良くなられていた方だったんですね。そして、地元ではいわゆる「有力者」で有名な方でした。
ですが、その事は伝えずに私は話の続きを聞きました。電話の要件は、
「その方が、山本君に退院後は診てほしいって言うから、俺がやったリハビリの記録と注意点とか、実施状況を話しておくね」
ということでした。
私は、
「分かりました。ありがとうございます」
と言って、電話を切りました。
もうとっくに追い越していた
そして、その方が退院されて私のところに来られた時に、正直随分話が違ったんですね。というのも、こんな会話があったんです。
「あの理学療法士の先生は、ちゃんと山本先生に電話してきましたか?」
「はい。ありましたよ。ありがとうございました」
と言うと、
「私が言っておいたんですよ。私は以前に山本先生にリハビリをしてもらった事があって、すごく調子が良くて、あなたとはやり方が全然違うから、私は退院してもあなたの病院のリハビリではなく、山本先生に診てもらいたい。だから電話をしておきなさい。ちゃんと、情報を伝えておきなさい、と言ってたんですよ」
と…
私は心の中で、
「なんか、上から目線で電話してきてたけど…実は、電話させられてたのか」
と思いました。
そして、同時にこうも思いました。
「ああ、もうとっくに追い越してたんだ。そして、随分先に来てたんだな…。」
って。
でも、不思議なんですけど、その時に、「やった。勝った。」とは思わなかったんですね。
むしろ、「もう気にしなくてもいいや。」というより、「気にもしないし、気にもならない」って状態になってる事に気が付いたんです。
本当に欲しかったのは、
誰かに勝つことじゃなかった

新人の頃は、
「誰にもなにも言わせないし、言われたくもない」
そう思って、必死に勉強していました。
誰かより知識をつけたい。
誰かより技術を身につけたい。
そうすれば、自信が持てると思っていました。
だけど、違ったんですよね。
本当に必要だったのは、誰かより上に行くことではなく、患者さんを目の前にした時に、
「まず、ここを診よう」
「まず、これをやってみよう」
と、自分なりの軸を持てることだったんです。実際そうなってからは、他のセラピストの事は、そんなに気にならなくなってきたんですね。
そして、その軸が私にとっては、「安定化のメカニズム」と「心理学」でした。
現在私が独立して、
・SERENで自信をもって整体を提供できるのも、
・セミナー講師として知識と技術を伝える事ができるのも、
・患者さんを目の前にして、昔ほど迷わなくなったのも、
・そして、他のセラピストがもう気にならなくなったのも…
すべては、「安定化のメカニズム」と「心理学」を誰にも言わずに、こっそり学び始めたところからでした。まさに、これが私のセラピストシークレッツなのです。
では、どうして安定化メカニズムを学ぶと結果が出せるようになるのか?

それを理解するためには、こんなことを考えてみてください。
たとえば、ボールペンを指1本だけで立てようとすると、意外と難しいですよね。じゃあ、どうすれば簡単に立てることができるか?
反対側からもう1本の指を添えると、驚くほど簡単に立てることができますよね。動かす力も少なくてすむし、なにより弱い力でもスムーズに動かす事ができます。
これは「支える力」により動かすための「支点」ができたからです。支点ができると、物体を動かすのはすごく簡単になります。つまり運動性が発揮されやすくなります。
そして、実はこれ体の関節も同じです。関節がその機能を最大限発揮するためには、「動かす力」だけでは不十分なんですよね。同時に、関節がズレないように支える力が必要です。
この「支点による安定性」があるからこそ、関節はスムーズに動き、筋肉も本来の力を発揮できます。

逆に、支点がうまく作れないと、関節は不安定なまま動くし、指一本でボールペンを立てるときのように、本当は必要のない余計な力が入るようになってしまいます。
すると、
・痛み
・関節可動域の制限
・筋力が出にくい
といった問題につながることがあります。
だから、逆に言えばしっかりと関節の安定性を出すことで、関節が不安定な事による
・不必要な痛みの改善
・関節可動域制限の改善
・筋力の改善
といったことにつながるのです。そして、その後に、これまで学んできた関節へのアプローチやストレッチ、筋力トレーニングなどを行っていく。
私の場合は、この順番に変えただけで、昔学んだ知識や技術まで、以前よりずっと使えるようになりました。
新しい技術を増やす事も大切ですが、今、自分が持っている技術を、
「いつ使うのか」
「何のために使うのか」
が分かるようになった感覚です。これが、私が臨床で結果を出せるようになった大きなきっかけでした。
そして、そこに「人」を診るという要素を足していく!

私自身、「安定性を引き出してから、運動性を引き出す」という視点を持つようになってから、以前よりもずっと臨床で結果を出せるようになりました。
でも同時に、ずっと気になっていたことがありました。
同じように体が変わっているのに、良くなっていく人と、なかなか良くならない人がいる。
たとえば、施術前より明らかに肩が上がるようになっている。
「わぁ、すごく上がります。ありがとうございます」
と言う人もいれば、
「確かに上がるけど……また悪くなるんじゃないですか?」
「全然良くならないんですよね」
と、いう人もました。
私の経験では、前者の方がその後も痛みが減り、回復していくことが多かったんですね。だからこそ、心理学を学んでからさらに結果が出せるようになったと思っています。
心理学を学ぶ前は、ネガティブなことばかり言う人には、
「ああ、嫌だな…あんまり関わり合いたくないな」
って思うだけでした。だけど、心理学を学ぶようになってからは、
・今、この人にはどういう心のメカニズムが働いているんだろう。
・どうして、この言葉が出てくるんだろう。
・この人のためにできる私の最大限のことは何だろう。
そんなことを考えられるようになったんですね。
体だけではなく、「この人は、今どういう状態なんだろう」と、人そのものを診るようになった。
この違いは、臨床で結果を出すためにものすごく大きな違いだと思っています。
だけど、どうしてこんなに大切な事を学ぶ機会が少ないのか?
だけど、ある時ふと思ったんです。
どうして、こんなに大切なことを、私は今までほとんど学ぶ機会がなかったんだろう?
そして考えてみると、あることに気づきました。それは、私たちセラピストの「学びそのもの」が、縦割りで分断されているということです。
肩を学ぶ時は、肩。
股関節を学ぶ時は、股関節。
体幹を学ぶ時は、体幹。
筋力を学ぶ時は、筋力。
心理学は、また全く別の世界。
もちろん、一つ一つはとても大切です。だけど臨床では、本当は「人」を診るので全部つながっているはずですよね。
それに私たちは、
「どう動かすか」
「どう伸ばすか」
「どう鍛えるか」
はたくさん学んできても、その前提になる、
「どう安定させるか」を、全身の関節を通して体系的に学ぶ機会はほとんどありません。あまりに、教えてもらえる事が、動かないものをどう動かすか?に偏っているのです。
そしてもう一つ。患者さんは「体」だけでできているわけではありません。
不安もある。
怖さもある。
諦めもある。
思い込みもある。
なのに、そこを理解するための心理学を、私たち施術家が学ぶ機会もほとんどないんですね。
つまり、私たちは勉強してこなかったわけではないんです。むしろ、たくさん勉強している。
だけど、
「体の安定化」と「人を理解する心理学」
この2つを、臨床の中で一緒に学べる場所が、ほとんどなかったんです。
私自身、それに気づくまでかなり遠回りしました。でも逆に言えば、ここを知ってから、今までバラバラだった知識が、少しずつ一本につながっていきました。
「そうか。だから今まで、あれだけ勉強しても迷っていたのか」
今振り返ると、そう思います。そして私は、自分が20年かけてたどり着いたこの2つを、昔の私と同じように悩んでいるセラピストが、一緒に学べる場所を作りたいと思うようになりました。
体だけでなく、「人」まで診られるセラピストへ
そのために、
①体で結果を出すための「安定化アプローチ」
②患者さんと自分自身の力を最大限に引き出すための「心理学」
この2つを、しっかり学べる環境を作りたいと思いました。
そして、参加してくれた人たちが、今まで自分が身につけてきた知識や技術をもっと臨床で使えるようになり、みんなで結果を出していく。
ただ技術をたくさん知っている人ではなく、目の前の患者さんを見て、「今、この人に何が必要なのか」を自分で選ぶことができる。
そんなプロフェッショナルで、エキスパートなセラピストを目指す。
そのために作ったのが、今回あなたにご案内したい、「セラピストシークレッツ・エキスパート」です。

どんな内容?
メインコンテンツは、月2回の臨床実践LIVE

セラピスト・シークレッツ エキスパートでは、毎月2回、LIVE形式で臨床を一緒に学んでいきます。このLIVEで扱うのは、大きく分けて2つです。
①「体を診る力」を深める、運動機能・実践臨床LIVE。
②「人を診る力」を深める、人を理解するための臨床心理学LIVE。
ただし、この2つを毎月きれいに1回ずつ分けて行うわけではありません。
ある月は、運動機能を中心に2回じっくり扱うこともあります。
ある月は、運動機能と心理学をそれぞれ1回ずつ行うこともあります。
また、1回のLIVEの中で、前半は運動機能、後半は心理学、というように、両方を組み合わせて行う事も考えています。
大切にしたいのは、「毎月この内容をこの時間だけやる」と固定することではなく、その時に扱っている症例や、参加されている方の反応、臨床で今必要なことに合わせて、体と心、両方の視点から柔軟に深めていくことです。
体だけでもない。
心理だけでもない。
その人を診るために必要なことを、毎月2回のLIVEで一緒に積み重ねていきます。
運動機能・実践臨床LIVE
運動機能を扱うLIVE・パートでは、、各関節の安定化メカニズムを元にした、評価アプローチを中心に学んでいきます。ですが、ただ座学で学ぶだけではありません。実際にこちらでも被験者を用意して、実践形式で3つのポイントを中心にお伝えしていきます。
そのポイントとは
①安定化メカニズムの理解
②安定化メカニズムの評価
③安定化を引き出すためのリリース
です。もしよろしければ、あなたもLIVEで参加してぜひ一緒に練習されてみてくださいね。

まずは、どの関節でも安定化メカニズムを理解することが大切です。
体幹はどうやって安定しているのか?
股関節は?
距腿関節は?
手関節は?
全ての関節には安定化機構が存在しています。
そして、その安定化はどういうメカニズムで保たれているのか?それを理解する事ができれば、なにを、どう評価してアプローチしていけばいいのか?につながっていきます。
ですので、まずはしっかりとその時テーマになっている関節のメカニズムを理解する!これが結果をだすために、まず学ぶ必要があることです。

メカニズムが分かれば、次に学ぶべきことは、
・そもそも関節が安定していると筋力はどうなるのか?
・可動域はどうなるのか?
・実際の人の体ではどのような動きをするのか?
そういう実際の体の反応です。
安定化メカニズムが崩れている場合は、こういう反応を体はする、という事が分かっていれば、それを実際に確認していくことで、安定性の評価を行うことができます。
LIVEでは、こちらで実際に被験者の方に協力していただきながら、デモンストレーションを行いながら解説していきます。
そして、一緒に学びながら実際に臨床で使える評価まで落とし込んでいきましょう!

メカニズムに基づいて安定性に問題がある事が分かれば、あとはアプローチをして実際の変化を確認していけばいいですよね。
では、その関節の安定性に問題があった場合、どの組織に、どうアプローチするのか?を解説していきます。
ここが結果をだすためにも一番大切なポイントとなりますので、触診方法、効果判定の方法などを実際の被験者を元に詳細な部分まで説明していきます。
安定化メカニズムが整うと、私自身いまでも驚くような効果がでることが多いです。ぜひ一緒に、その効果を感じていけたらと思います。
成長の秘訣!実践→質問→すぐ修正。

この運動機能・実践臨床LIVEでは、実際に説明を聞いたり、一緒にやってみて、
「ここをもう少し詳しく知りたい」
「この評価がうまくできない」
「この場合はどう考えればいいですか?」
という声があれば、ぜひその時に私に質問して解消していってください。統計学的な研究でも、その場ですぐにフィードバックをもらう事が、もっとも学習の成長が早いことがわかっています。
LIVEだからこそ、参加している方の反応を見て、その場で内容を深めていきながらこの時間をより充実したものにできると考えています。
私がこのLIVEで目指しているのは、たくさんの知識を一気に詰め込む事ではなく、一つずつ使えるレベルまで一緒に身につけていくことです。
ですので、ぜひ友達やご家族で、同じ評価や実技をやってみてください。そして、
「ここがよく分からない」
「自分でやると反応が違う」
そんな疑問が出たら、その場で質問してくださいね。実際にやってみて、分からないところを確認する。そして、修正してまた試す。
これがセラピストとしての成長を大きく加速させてくれます。動画を見るだけではできない、LIVEならではの学び方を毎月、一緒に積み重ねていけたらと思っています。
Q:具体的に学べる関節は?
A:主要な関節全てです。

肩関節。
肩甲帯。
肘関節。
手関節。
頸椎。
体幹。
股関節。
膝関節。
足関節。
足部アーチ。
これら、全身の主要な関節を、カバーしていきます。
*順不同。LIVEの反応をみて決めていきますが、2026年9月現在、まだ公開していない上肢の関節から行う予定です。
このセラピスト・シークレッツ エキスパートで目指すのは、「その関節に問題があれば、まず何を見ればいいか?」が迷わず分かるようになることです。
患者さんを目の前にしたとき、「どうしよう」「何をしよう」と迷うのではなく、「まず、安定性を確認してみよう」と考えられる。
そして、必要な事を評価アプローチして、その人本来の筋力や可動域を引き出す。
↓
その後、これまであなたが学んだ治療技術を使うことでさらに成果をだす。
↓
そしてその経験が自信へつながり、学んだ事の意義を深めていく。
この流れで、結果の出せるセラピストとしての成長と自信を加速させることが、運動機能・実践臨床LIVEで目指していることです。
人を理解するための
臨床心理学LIVE
心理学を扱うLIVE・パートでは、患者さんだけでなく、セラピスト自身を理解するためにも、そして臨床で結果を出すためにも、私が必要だと考えている「人の心の仕組み」をお伝えしていきます。
カウンセラーや、心理療法を行うための講座ではなく、あくまで体の専門家として結果をだすために必要な実践的な心理学を一緒に学んでいきます。
人はそもそも、なぜそう考え、なぜそう感じ、なぜそう行動するのか。「人の心の仕組み」を学び、難しい患者さんへの対応はもちろんの事、自分自身のためにも役立つ講義を予定しています。
こんな講義を予定しています
これらのテーマは今後のLIVEで順次取り上げていく予定ですが、順番や開催時期については、参加されている方の反応や、その時に必要なテーマを見ながら決めていきます。

①相手の本音を聞くための心理学
例えば、患者さんの奥底にある心理的な不安や、欲求を引き出すために、「何か不安はありますか?」と聞いても、「特にありません」で終わってしまう事って多いですよね。
ですが、そこに臨床的な心理学の知識が加わると質問の仕方が変わり、今まで出てこなかった不安や本音が出てくることがあります。
人はどんなときに話しやすくなるのか?その心の仕組みから、臨床で使える質問のつくり方を学びます。

②患者の「あきらめ」を「行動」に変える臨床心理学
「どうせ治らない」「もう歳だから」「やっても変わらない」そんな患者さんに、
ただ「頑張りましょう」と言っても、なかなか人は動きませんよね。
なぜ人はやる前からあきらめてしまうのか?そして、どうすれば「やってみよう」に変わるのか。行動の仕組みから考えます。

③選ばれるセラピストの「臨床ブランディング」
患者さんとの信頼関係を築くうえで大切なのは、技術やセラピストの人柄だけかというと…それだけではないですよね。
「患者さんから、この先生はなにをできるのか?」ということを認知してもらっておくことも、とても大切です。
なぜなら、技術があっても、患者さんに価値が伝わらなければ、「この先生は、自分の何を見てくれる人なんだろう?」という不安は残るからです。
そこで大切になってくるのが、自分のブランディングです。
もちろん口コミにも役立ちますが、例えば、ブランディングを一度整理して、自分の臨床価値を整理すると、「この先生は、自分の状態をこう見てくれているんだ」という一貫性が、患者さんの安心や信頼にもつながります。
患者さんとの信頼関係を築き、成果を出すためには、実はすごく必要な心理学的要素です。

④答えが見つからない時の「枠」を広げる思考法
臨床でなかなか答えが見つからない時、「もっと細かく評価しないと」「まだ見落としている筋や関節があるのかも」と考えることはありませんか?
もちろん、局所を詳しく見ることは大切です。ただ、同じ枠の中で答えを探し続けても、前に進まないことが多いのも事実です。
そんな時に必要なのは、知識や技術をもう一つ増やすことではないかもしれません。例えば「腰のどこが悪いのか?」と考えるのと、「なぜこの人は仕事中だけ腰が痛くなるのか?」と考えるのでは、見るべき情報は大きく変わりますよね。
この講義では、症状を見る「点」、動作や負荷との関係を見る「線」、さらに生活や環境まで含めて考える「面」という視点から、難しい症例で行き詰まった時に、臨床推論の枠を一段広げる考え方をお伝えします。

⑥「欲しいと気持ちいいはどこから生まれるのか?」
好きな人と過ごしているはずなのに、すごく幸せを感じる時と、なぜかあまり満たされない時があります。
この違いってなんなのでしょうか?
美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、欲しかったものを買ったりした時も同じです。
実は脳科学では、「欲しい」と思うことと、「気持ちいい」と感じることは、まったく同じではないと考えられています。
もっと稼ぎたい。もっと評価されたい。もっと良いものが欲しい。こうした「欲しい」は、私たちを行動させる大切な力です。
でも、欲しいものを手に入れ続けているのに、なぜか満たされないとしたら?
この講義では、「性的な快感という少し意外な」の研究を入口に、脳がどうやって「気持ちいい」をつくっているのか、そして「幸せを感じられる人」とはどんな状態なのかを、脳科学と心理学から考えていきます。
人の幸せについて学ぶって大切なことだと思うんですよね。だって究極的には私たちは患者さんを幸せにするために、そして自分自身も幸せになるために生きていると言っても過言ではないのですから。

⑥行動を促すための環境心理学
自主トレをやらない患者さんってやる気がないのでしょうか?
自主トレが続かない患者さんって、なんでやらないんでしょうか?
だけど、実はこれって…きっと私達も同じですよね。
毎日 1時間は勉強しよう!
触診の練習を毎日続けよう!
夏までには痩せよう!
などなど…
ですが、人生が自分の行動の選択で作られている以上、行動を促すための知識や方法はいくら知っておいても損はありません。ここで学ぶのはその1つである環境です。
行動できる環境をどうつくるか?患者さんにも、自分自身にも使える行動の仕組みを一緒に学びましょう!

⑦勝ちすぎない人間関係こそ無敵
患者さんや後輩に、「絶対こっちが正しい」と思って説明したのに、なぜか相手の反応が悪くなった。そんな経験はありませんか?
専門職として、正しいことを伝えるのは大切です。でも人間関係では、正しい方が必ずしも“勝つ”とは限りません。
例えば、患者さんの間違った考えを完全に論破できたとしても、「この先生には何を言っても否定される」と思われれば、大切な情報を話してもらえなくなるかもしれません。
よかれと思った指導でも、正解を教え切った結果、自分で考えなくなってしまうことがあります。
なぜ、正論を強く伝えるほど相手が抵抗することがあるのか?
この講義では、心理的リアクタンスなどの心理学をもとに、「目的・尊厳・余白」という3つの視点から、自分の意見を曲げずに、相手との関係も残すコミュニケーションを考えていきます。

⑧失敗を技術に変えるための心理学
「これはいける!と思ったのに、全然変わらなかった…」
よく「失敗は経験になる」「失敗は成功の元」と言いますが、実は失敗したことと、失敗から学んだことは同じではありません。
何年臨床を続けても、同じ失敗を同じように繰り返していれば、それは経験を積んでいるというより、同じ経験を繰り返しているだけかもしれません。
臨床で本当に必要なのは、最初からすべてをできることではありません。それよりも実は、予測が外れた時に、どれだけ早く仮説を修正できるかの方が重要だったりします。
では、どうすれば次の臨床につながるのでしょうか?
この講義は、エラー学習の心理学をもとに、過去の失敗を次の技術に変えるための講義です。
心理学を学ぶのは面白い。だから、患者さんのためだけでなく、自分自身の望む人生のためにも活用して欲しい
患者さんの不安を理解する。
行動できない理由を理解する。
本音が出やすい関わり方を知る。
「人の心の仕組み」を理解できると、患者さんへの対応が変わってきます。ですが、それだけではありません。人を知ることは、自分を知ることにもつながります。
なぜ私は、結果が出ないと自信を失うのか。
なぜ、また新しい技術を探したくなるのか。
なぜ、他の先生の臨床が、自分より良く見えるのか。
そして、私は、どんなセラピストになりたいのか。
人の心の仕組みを知ることは、患者さんだけでなく、自分自身を理解することにもつながります。
そして自分自身の事を理解できるようになると、不思議とセラピストとしての自信だけでなく実生活での自信も変わってきます。
体の仕組みと、心の仕組み。その両方を臨床に落とし込んでいくことで、セラピストとしても人としても成長していく。そんな世界をセラピストシークレッツ・エキスパートで目指しています。

